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制御機器を製作する際にベースとなるユニットとなります。弊社に制御機器のご依頼をいただいた際にこのユニットから開発を進めることになります。必要最低限の操作スイッチや接続コネクタが組みあがっているため細かいはんだ作業なく弊社側と製品の作り込みがスタートできます。
尚、この製品はお客様側でプログラムの書き込みや外部機器との接続をお願いする事を基本としています。弊社に開発をご依頼する場合はあらかじめ対応できるかのお問い合わせしてからのご注文をお願いします。
■内容物
・マイコン基板 ZT-PIC18F46K2201
・スイッチ基板
・LCD 16x2
・各種ハーネス(マイコン基板-スイッチ基板、ICSP中継-マイコン基板、ICSP中継-PICKIT、マイコン基板-LED中継、LED中継-電源-LED)
・ケース
※ケースは3Dプリンターで作られたものであり、都度細かい修正を行っていますので納品毎に代わります。色も都度変わります。
■プログラムの書き込みについて
弊社で作ったマイコンソフトをメールまたはチャット上で送りますので、
PICKIT3という機器を使用してパソコンで書き込みます。尚、ユーザー様で書き込みしていただく事でより効率よく低コストで開発を進めることができます。
ソフトウェアはPICkit3 Programmerというソフトウェアを使用してください。マイコンにソフトウェアを書き込みする事だけに特化していますので使い方がシンプルです。セットアップファイルは下記のファイルを使用してください。
PICkit3 Programmer Application Setup v3.10.zip

PICKIT3を接続して起動した場合、上記の図のようになります。
・接続は弊社で製作しているマイコン基板であれば全てにICSPというコネクタを用意しています。写真のようにストレート接続してください。


接続後にPICkit3 Programmerを起動し、問題なく接続できていればDeviceにマイコンの型番が表示されます。この図ではPIC18F46K22と表示されており、問題なく認識できている事を示します。
問題なくマイコンも接続されていればPICkit3 programmerのfile-import Hexからファイル(弊社からマイコンソフトを提供する場合、通常は「main.Hex」というファイル名になります)を選択し、Writeボタンで書き込みします。ちなみにドラッグドロップは対応していません。

数秒で書き込みは完了し、このような状態になれば完了です。
■How to
・「Pickit3 not found...」と表示される場合
インストールはできていますがPICKIT3が接続できていない場合を示します。USBケーブルはなるべく付属の物を使用してください。

・ソフトウェア終了時にエラーが出る
インストーラにバグがあり、Windows10にインストールした場合必ず出ます。
エラー内容としてはソフトが入っているフォルダにアクセス権限ができておらず、iniファイルが作れないという問題が発生します。回避方法としては下記のようにフォルダにフルコントロール権限を付与する事で回避できます。

エクスプローラでセットアップフォルダを開き、セキュリティタブから「編集」ボタンをクリック。

ログインしている自分のユーザー名にフルコントロールと変更の許可をチェックし、OKボタンで閉じる。
以上で次からはエラー無く終了することができます。
・「The PICkit3 is MPLAB mode...」というメッセージが出る
PICKIT3が上記で紹介しているPICkit3 programmer用にセッティングされていない事を意味します。

「tools」-「Download PICkit Operating System」を選択し、デフォルトのインストール先(C:\Program Files (x86)\Microchip\PICkit 3 v3)から「PK3OSV020005.hex」を選択してください。PICkit3がセッティング完了すると通常のウィンドウの状態になり、書き込みできるようになります。

セッティング中

セッティング完了後

■免責事項
・弊社で製作または推奨した製品によって損害・被害が生じた場合、いかなる内容においても弊社は責任を負うことはできません。
・基本的にある程度お客様側で作業していただく上で製品開発する事を前提としているため一切の返品キャンセル保障の対応はできません。
・弊社で製作したケース、プログラムは一般的な手法の応用に過ぎないため、お客様側で独占的な権利を主張できるものではありません。